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戦後の学制改革で、今まで入れなかった大学にも女性が入学してきました。
男女が並んで歩くのもひやかされたような時代のこと、女性がめずらしくてしょうがありません。
さしずめ、上野の山のパンダ、といったところです。
さて、本来は女性がいないはずの場所に、女性が進出してきた、これでこまったのがトイレ。
女性用トイレなぞ、あるはずもなく、男女兼用ということになります。女性はさぞこまった事でしょう。
オバチャン連ならいざ知らず。うら若き乙女が男子便所に堂々と入っていけるものではありません。
ところがこれと同じことが男の側にも起きました。
オシッコがしたくなって、トイレに入ろうとします。
しかし、そこはすでに女性軍に占領され、髪をとかしながら、何やらオシャベリしていらっしゃる。
オシッコは待ってくれないし、入るに入れない。男だって、若い女性の前では、用は足せないものなのであります。
いよいよガマンできなくなって、意を決して飛びこみ、出すだけ出してすぐに退散。この間顔もあげられず……。
戦後トイレのかくれた哀話でした。
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